「VeeRの人気コンテンツ、透明少女の制作秘話を聞いてみた!」ー 「透明少女」制作会社Thetacorpへのインタビュー

19 11月 , 2018 VeeR情報 VeeR VR

「VeeRの人気コンテンツ、透明少女の制作秘話を聞いてみた!」ー 「透明少女」制作会社Thetacorpへのインタビュー

 バーチャル空間しか会えないが、近接距離で話しかけている可愛らしい少女達の動画シリーズーー今年8月からVeeR VRで配信開始以来、「透明少女」シリーズは200以上の国や地域からのユーザーから大人気をおさめました。高品質で視聴者の心を捕まえちゃう動画の背景には、どのようなストーリーがあるのでしょうか。

 このインタビューで、「透明少女」シリーズの製作チームを「近接」で理解しましょう。

 

今回取材を受けた方:株式会社シータ CTO      高橋さん

                  ディレクター  栗原さん

 

Q:異次元からやって来た「透明少女」というセッティングは、どう思いつきましたか。このアイデアは最初どうやって得たのでしょうか。

A最初はとてもシンプルな発想で、「可愛い子って、近くで見ていたいよね?」というところから始まりました。「出会って、恋をして、別れる」という三段階のストーリー構成にすることで、VR内で女の子と恋人気分になったり、疑似ではありますが恋愛感情が動くようなコンテンツになるのではないかと思いました。VR空間内でしか会えない女の子は、現実的には透明人間みたいな存在となることもあり、プロジェクト名が「透明少女」となりました。

 

Q:なるほどです。透明少女はそのような意味なのですね!

A:そうですね。HMDを外せば目の前の女の子は消えてしまうのですが、すぐそこに実体を感じられるリアル感がこの透明少女の面白さですね。

弊社は2016年1月に創業し、それまでに様々なカメラで人物や景色などあらゆるシーンを撮影しテストを繰り返して来ました。これらの経験則から、VRコンテンツとして印象に残る体験や臨場感など、VRの魅力を引き出せる方法を模索してきました。

QVRの魅力を引き出せる要素って、具体的にはどのようなものとなるのでしょうか。

AVRコンテンツ体験後に、「VRってこんなものなの?」と思ってしまう人が、当時は沢山いました。実は今でもまだそういった感覚の方は多いかもしれません。世の中の人々にVRの素晴らしさや可能性をもっと体験して欲しいとよく考えていました。その中で、コンテンツ制作に必要な要素をもっと深く掘り下げてみようと思いました。
弊社としては、「実写というリアリティー」が最も重要なVRの切り口となると考えていましたので、画は立体視としての3D効果、音は立体音響、この2つの要素を組み合わせる事で、より現実に近づけられると考えました。

それと、コンテンツに登場する人物との距離感、近さですね。パーソナルスペースへの踏み込みがポイントとなります。

 

Q:なるほどですね。VRコンテンツを制作する時と、伝統的な動画を制作する時の違いは何でしょう。

A:3点ほど、実写VRを制作する時に気をつけていることがあります。

1つ目は、ユーザーにどのような体験をさせるかを考える。技術的にもコンテンツの内容的にも、体験に必要な事と必要でない事を事前にしっかり検討する必要があります。また、コンテンツを体験しているユーザーの目の疲れや、集中力も考えると、実は長尺はあまり向いていないと考えています。

2つ目は、高品質で制作する。没入感の担保やVR酔いの軽減を考えると、可能な限り高品質なものが良いと考えています。

3つ目は、体験の価値です。実写VRコンテンツの醍醐味は、現実感にあります。透明少女シリーズでは、コンテンツ内の人物と距離感がものすごく近いので、対面する時の現実感や緊張感をどれだけ感じさせられるか、印象的に記憶に残すことが出来るのか。そういった点が重要だと思っています。

Q:「透明少女」コンテンツを制作する時、何か難しいことはありますか。

A当初、脚本やセリフを用意して撮影を行なっていました。ですがあまりうまくいきませんでした。その理由として、HMDを装着するとコンテンツ内の演者が目の前に来ます。演者が自然に話しているかそれともセリフなのか、ユーザーにはすぐにわかってしまいます。現在も試行錯誤をしていますが、お芝居に慣れていない方やご自身の素を上手く出せない方だと、リアリティがなくなってしまうことがあります。そこで改善策として、敢えて細かい脚本やセリフを作らないことにしました。すると、とても自然なリアルさのあるコンテンツが出来上がりました。

 

Q撮影現場が楽しそうですね。撮影する時、何か面白いエピソードがあったのでしょうか。

A:透明少女の演出は、演者と共に作り上げる自由度の高さもあって、ある時の撮影で独自のキャラ設定を用意してきてくれた方がいたのですが、透明少女の世界観からかなりかけ離れたキャラ設定になっていて、変な空気感になってしまったこともありました。。。笑

Q今後「透明少女」シリーズはどのような方向に発展させていきますか。例えば番外や同名のゲームを作るなどの計画はありますか。

A元々この透明少女を始める理由として、弊社の技術力を広める為に、無料でVRコンテンツを見て頂く機会を沢山作らなければいけないなと思い、このプロジェクトを開始しました。世の中にVRはまだまだ浸透していない部分もあり、今後もプロジェクトとして進化させたいと思っています。実際の透明少女の衣装や楽曲も弊社で制作しました。(編集者:トレンドになりそう!)

ライブ配信も徐々にでき始めたので、今後は「透明少女」のライブ配信もやりたいと思っています。

 


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